イギリス篇

【スカイアイランド】道無き道を突き進め

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前回の記事で山の上で1人、あたりは静まり返¥り日は傾き出し、目指す先は約1.5キロというところで終わりました。

【スカイアイランド】見渡す限り人の気配なし、山に1人きり

  前回の記事で車に乗せてもらったのはいいものの降りる場所が変わって半島を一周反してやっと目的のクラインという丘地帯に来ました。   14時30分に到着。この時間は冬のスカイアイランドでは少 ...

この写真の二つの山の間にある街をを目指します。


とりあえず下まで降りたら道があるだろうという算段で写真のような道のない急斜面を降りたのですが、谷まで降りても道はない。
街の方向を目指しながら山に放し飼いされている羊の為の柵伝いに進んでいましたがこの柵も街まで続いていないことがわかったので、ここからはとりあえず最短ルートで道路に出たい!と思い柵を乗り越えて道無き道を走り続けました。
一見濡れていないように見える丘陵地帯ですが草物の下はかなり水があるところもありすぐさま靴はびしょびしょになりました。
この時持っていたマフラーを落とした事にも気がつかないほどに焦っていました。

道無き道を進むこと30分ほどで谷を降り、羊の柵を乗り越えなんとか舗装されている道路にでました。
あとは街まで道路を進むのみ!と走ること20分ほどで街に到着!
時間は18時40分でバスまではまだかなり時間がありましたが、辺りは真っ暗だったので急いで降りて正解でした。

今回のクライング挑戦のルートがこちら

あ青い部分は道がなかったところです。

バス停についたのはいいものの、2人はいないしバス停の名前もわからないのでひとまず犬を散歩していた人に聞くとスタフィというバス停らしい。
20分くらい待っていたのですが、2人は現れないので、運転手も途中で拾うよと言ってくれていた事だしポートリーに向かって歩くことにしました。
この時、僕は時間をかけて降りてきたので2人がここにいないということはポートリーに先に向かって歩いていると思ってました。

街灯がほとんどない暗い道を30分ほど歩いているうちに一つの不安が湧いてきました。

そういえば僕のスマホがコネクトゲートオブワールド(Wi-Fi)でしか使えない事を伝えるのを忘れていた。
もしかしたら連絡してもらってる可能性がある。そうなった時、僕が下山したことは伝わっていないので、連絡が返せない状況=遭難したと思われるのではないだろうか…
これは一早くポートリーに帰って連絡しなければ!と思いヒッチハイクをすることに決定。

今回もそんな時間がかからないうちに止まってくてました。
駆け寄って例のごとく

と聞くと「私たちはダンビーガンに行きます。」と言われました。

と乗せてもらいました。
話をしてわかったのはインドから観光で来た家族で、運転している方は37歳くらいのお父さんで、後ろに8歳くらいの娘さんと奥様が乗っていました。
今回は前回の反省も踏まえて『こっちから質問する事でわからない質問される前に話す作戦』でどこから来たのか?や何日滞在するの?を聞いて成功!答えられない質問はされませんでした。お父さんもしばらく質問した後は運転に集中し沈黙の時間が長かったのがありがたかった。

車に乗っている途中で、ん?こんなところ来るとき通ってなかったぞ…?という街灯のない山道を走っていることに気がつきました。
ポートリーからここまでの道は一本道だと思っていたけど違ったか??と内心焦り出す。
そういやダンビーガンってどこで聞いたんだっけな?と思い返すと行こうとして諦めたダンビーガン城がある街だということを思い出しました。

その街の場所がここ
もし途中にポートリーを経由しない道で行くならやばい!カタコトで近くまで連れてってと言っただけだから乗せてくれた方はダンビーガンの近くまでと思っているかもしれない。
そうなった場合かなりまずいぞ、ポートリーからバスで50分くらいかかる街まで行ってしまう。Googleマップを開いて自分がどこにいるかを確認しようにもGPS情報が更新されていなくてわからない。

バス停を通り過ぎたのが見えたのでここまでで大丈夫です!的な事を言って降ろしてもらいました。時間は6時20分くらいだったのでまだポートリーまでの最終バスがあるだろうと思って確認してみるとバス停に時刻表なし!ただ座るスペースがあるだけ!せめて時刻表ぐらい貼っておいてほしいものだ…

今自分が島のどの辺りにいて、どっちに進めばポートリーの街に着くかわからないので、通った車を停めてポートリーはどっちですか?と聞くと先程乗せてもらって進んでいた方向らしいことが判明。とりあえずその方向に向かって歩き出すと見覚えのあるポストがあり、暗くてわからなかったのですが前日に魔の山に挑戦した時に通った道でした。
それがわかった時は本当にほっとしました。

そこから歩くこと10分ほどでポートリーの街に到着。
急いで宿人戻りコネクトゲートオブワールド(Wi-Fi)に繋ぎコウに「宿に着きました!」と連絡すると

私たちは今バスに乗ったところです。待ちながら心配していたので良かったです。バスに乗っていなかったので不安でした
コウ

と連絡が返ってきました。

この後しばらくして2人が宿に帰って来たので、話を聞いてみると
僕が山を突っ切って向かったバス停は待ち合わせだったバス停の次のバス停だったようで
コウとファンは6時まで待ち合わせのバス停で待っていてくれそうです。しかもその辺りは民家がなく真っ暗だったそう
ファンさんは私の人生はここまでかと思ったと言っていました。

 

かなり申し訳ないことをしてしまったとやっと実感して事の経緯説明して謝り、宿で一緒に夜ご飯を食べて部屋の端で寝袋で寝させてもらいこの日は終了。
この日は朝から本当に濃厚な1日で、この旅最大の冒険をしていたなと思いながら眠りにつきました。

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